BLOGブログ
2020/09/18
スタッフブログ
髪が受けるダメージとは
美容院から帰ってきた直後は髪が綺麗なのに、数日後にはパサついたり、ツヤがなくなったり。せっかく美容院でカットやトリートメントをしてもすぐ汚くなってしまうのは、髪のダメージが原因かもしれません。今回お話しするのは、髪が受けるダメージについてです。
髪の毛は、中心から「メデュラ」「コルテックス」「キューティクル」という3つの層でできています。主にダメージを受けるのは、髪表面のキューティクルと髪内部のコルテックスです。
髪の表面を覆っているキューティクルには、髪内部にある水分や栄養分が逃げていかないよう守る役割があります。魚のウロコのような形をしたキューティクルはとても薄いため、重なり合うことで強さを発揮します。
キューティクルは摩擦に弱く、欠けたり剥がれたりするので、髪の扱いには注意が必要です。また、髪が乾いている時はキューティクルが閉じていますが、水に濡れると柔らかくなって開く性質があります。キューティクルがダメージを受けると、髪の内部から水分や栄養が流出してスカスカになります。
すると、髪がキシキシして毛先がもつれたり、パサついたり。クセが出て、ツヤや輝きも失われます。ハリやコシ、強さが失われて、切れ毛や枝毛の原因にもなることも・・・
では、どんな時に髪はダメージを受けるのでしょうか?
考えられる原因の一つに、間違ったシャンプーの仕方や髪の乾かし方があります。
シャンプーをしている時はキューティクルが開いた状態ですので、髪をゴシゴシ洗うとダメージを受けてしまいます。シャンプーをする時はよく泡立ててから、髪を優しく洗ってみてください。
自然乾燥も髪にとってはNGです。自然乾燥はキューティクルが開いた状態が長くなるので、髪に必要な水分や栄養が失われます。さらに、髪が濡れたまま寝てしまうと、枕との摩擦でキューティクルが傷つきます。雑菌も繁殖するので、髪はしっかり乾かすことをおすすめします。
ドライヤーやヘアアイロンの熱、ブラッシングによる摩擦、紫外線、ヘアカラーやパーマもダメージの一因に・・・
以上のことから、日々のケアで注意していただきたいポイントをまとめました。
・シャンプーは手のひらでよく泡立ててから地肌を揉み込むように洗い、シャンプーが残らないようしっかりすすぎます。
・髪を乾かす時は、最初にタオルドライで水分を丁寧に拭き取ります。ドライヤーは髪から20cmほど離し、短時間で乾かします。
・頑固な寝癖は強引にとかさず、寝癖直しウォーターなどを使って優しくブラッシングします。
・紫外線対策にはUVスプレーや日傘、帽子などを用いて、紫外線から髪と頭皮を守ります。
今回ご紹介したポイントに注意していただくだけでも、少しは髪へのダメージが減らせるはずです!
ヘアカラーやパーマも髪にダメージを与える要因の一つですが、当店ではダメージを抑えたメニューもご用意しておりますので、お気軽にご相談くださいませ。